1940年東京・神田生まれ。東京綜合写真専門学校卒業。演劇実験室・天井桟敷(寺山修司主宰)専属カメラマンを経てフリーとなる。1976年「風姿花伝」により日本写真協会賞新人賞、1983年「物草拾遺」等により日本写真協会賞年度賞、1985年「日常の断片」等により東川賞国内作家賞、1997年「人間の記憶」により土門拳賞、2014年「凪の片」等により日本写真協会賞作家賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
日常の断片
須田一政
评分 8.7分
日常と非日常の虚実皮膜 80年代以降の貴重なカラー作品群 モノクロの「須田調」として知られる写真家・須田一政は、1980年代になると、中判カメラを使用して本格的なカラー作品へと取り組んでいた。 1983年から1984年にかけて『日本カメラ」に掲載された作品「日常の断片」をはじめ、事件の残滓としての「場」を撮影した『SPOT』など、約150点のカラー作品による集大成。 ――過去が目の前に存在しないよ
角の煙草屋までの旅
评分 8分
「旨い酒が呑みたい。旨いモノを食べたい。風に誘われるままカメラをぶら下げ家を出る。いつもの通りを歩き、いつもの角を曲がる。 自宅からさほど 離れていない距離でも、カメラを構えると日々の光景に敏感になる。今日はいつも新しい。 明らかに散歩と呼ぶべき行為を旅と名づけたのは、その日の気分によって風景が思いがけなく姿を変えるのを実感していたからだ。(中略) 連載中、長年患っていた痔が悪化し近所の病院に入院