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精霊幻想記 17
北山結莉, Riv
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哀れな民に救済を。愚か者に聖女の福音を。 その日、シュトラール地方の辺境でひとつの国が滅んだ。 民衆を革命へと導いたのは、聖女エリカを名乗る黒髪の女性。 新生国家の初代元首となった彼女は、休む間もなく列強諸国へと自ら足を運ぶ――すべては、己の悲願を達成するために。 「貴様、ただの道化ではないな。もっと質が悪い魔女の類いか」 「私はただ弱者が存在しない世界を作り上げたいだけです」 一方、リオは復讐を
精霊幻想記 16
復讐を遂げた騎士は、帰りたい場所へ辿り着く―― ルビア王国での予期せぬ強襲から離脱し、無事にベルトラム王女姉妹をガルアーク王国城へと送り届けたリオ。 一連の不穏な動きについて国家間での情報共有が進む中、リオは度重なる功績の褒賞として、ガルアーク王城内にある屋敷を下賜されることに! さらに好意を隠そうとしないガルアークの王女シャルロットが、リオに猛烈なアプローチを仕掛け―― 「二人はハルト様と婚姻を
精霊幻想記 15
勇者坂田とリーゼロッテ、まさかのお見合い!? ――かくして、積年の復讐は果たされた。ルシウスを自らの手で屠ったリオは、誘拐されていた王女姉妹の保護を決めるが、そこに待ったを掛ける人物が一人。 「俺はそこの王女二人よりも貴公が欲しい」意外な人物による勧誘に対して、リオが下した決断とは? 一方、婚約者であるフローラが消息を絶ったことで、勇者坂田は以前から気に入っていたリーゼロッテを自らの第三夫人にと望
精霊幻想記 14
かくして因果は収束し――復讐の旅路は終局を迎える。 プロキシア帝国城にて、初代皇帝を名乗る男から仇敵ルシウスの行方に関する情報を入手したリオ。ルシウスとの決着の刻を間近に予感しながら、リオは進路をパラディア王国へと向ける。 一方その頃、ロダニアの客船からクリスティーナとフローラ――二人の王女が誘拐されていた。彼女たちが強制転移させられた先とは、奇しくもパラディア王国の森の中。 幾重にも仕組まれた罠
精霊幻想記 13
水刃の勇者VS風の魔剣使い――ここに激突!! クリスティーナ王女の護衛を引き受けたことで、シャルル率いるベルトラム王国軍との戦闘を余儀なくされたリオ。そこで圧倒的な強さを発揮した彼は、シャルルを捕虜とすることに成功する。 その後、無事ガルアーク王国へと到着したリオを待っていたのは、「なに、お前の実力を見込んでちと頼みがあってな」「と、仰いますと?」「俺と模擬戦をしてくれないか?」勇者坂田からの思い
精霊幻想記 12
避けられぬ戦場を、黒騎士の剣閃が奔る――!! シャルル=アルボー率いるベルトラム王国騎士団からの追っ手がかかるクリスティーナ王女一行を、ロダニアまで護衛することになったリオ。 一騎当千の力を持つサラたちの協力もあり、一行は順調に追跡者たちから距離を稼いでいく。そんな中、クリスティーナは過去の自分を振り返りながら、 正体を隠すリオに対して謝ることも出来ず、密かに胸を痛めていた。 一方、リオたちをシャ
精霊幻想記 11
出会いと別れ、そして意外な再会――? 嫉妬にかられた貴久の暴走に気づき、ギリギリのところで美春を救い出すことに成功したリオ。 貴久の計画に協力していた亜紀の処遇も含めて話し合いがもたれる中、事件を起こした兄姉に複雑な感情を抱く雅人は、 リオたちに今後の自分の身の振り方について相談を持ちかける。 一方、リオは迷惑を掛けた実家の様子が気になるセリアを連れ、再びクレール伯爵領へと足を踏み入れるのだが、そ
精霊幻想記 10
――そして、二人の関係は。 遂に公の場で、前世由来のアマカワ姓を名乗ると決めたリオ。 その姓に沙月やリーゼロッテが強く反応を示す中、美春は幼馴染である天川春人がリオの前世であることも理解した上で、自分の気持ちは変わらないと訴える。 それに対してリオは、自分と天川春人を同一視するべきではないと美春を諭すが――「美春は騙されている。なんとか、なんとかしないと……」 第三者による介入で、話は更に複雑化し
精霊幻想記 9
大切だから遠ざけたい――それでも、傍にいたい。 転生者であることを打ち明けてくれたリーゼロッテの協力の下、夜会の前に皇沙月との謁見機会を得たリオと美春。 準備を整え、夜会の開催地である王都ガルトゥークへ赴いたリオたちは、遂に捜し求めていた沙月との邂逅を果たす。 再会を心の底から喜び合う美春と沙月に対して、リオは今後の行動方針について話を切り出すが―― 「私は……ハルトさんと一緒にいたいなと思ってい
精霊幻想記 8
追憶の彼方を歩む少年に、少女たちの選択は―― 奇しくも追い続けてきた宿敵と死闘を繰り広げることとなった大都市アマンドにて、遂に美春たちが捜す人物のひとり・皇沙月の情報を入手したリオ。 折りよくリーゼロッテら貴族から、今までの功績に対する褒美の内容を求められていたリオは、勇者として召喚されたらしい沙月が出席するという夜会への参加を褒美として要求し、美春たちの待つ精霊の里へと帰還を果たす。 一方、夢を
精霊幻想記 7
表舞台へ上がった少年に、出会いの連鎖は加速する! レイスが操る魔物の大群に襲われていたリーゼロッテたちの一団を発見し、その戦闘へと加勢したリオ。圧倒的な力でもって次々と魔物を屠ってみせた彼に対し、その場に居た誰もが強い興味と関心を示す。 またリオも更なる勇者召喚の情報を求め、貴族たる彼らと友好的な関係を築こうと動き出すが―― 「どうだ? 俺はお前にとって、お望みの人間だったか?」「……ああ、ずっと
精霊幻想記 6
大都市に迫る脅威――そして少年は、再び表舞台へ! 大貴族との望まぬ政略結婚から無事にセリアを救出したリオは、物資の補給と当初の目的であった【勇者召喚】についての情報を集めるべく、大都市アマンドを訪れる。 その最中「父親に自分の無事を伝えたい」というセリアの願いを叶えるため、リオはクレール伯爵邸への潜入を試みることに! 一方、セリアの結婚式に出席していた貴族令嬢リーゼロッテは、拠点であるアマンドへ戻
精霊幻想記 5
麗しき白銀の花嫁が、最後に手を伸ばすのは―― 運命的な再会を経て保護した美春たちの身の安全を考え、精霊の里への引越しを決めたリオ。ラティーファたちの全面協力もあり、美春たちは急速に里へと馴染んでいく。 賑やかな日々が続く中、リオは学院時代の恩師であるセリアに会うため、四年ぶりにベルトラム王国へと足を踏み入れる。 だが、そこでリオはセリアと王国の大貴族との政略結婚が迫っていることを初めて知って――。