似鳥 鶏(にたどり けい、1981年 - ) 日本の推理作家。千葉県出身。2006年、『理由(わけ)あって冬に出る』で第16回鮎川哲也賞に佳作入選し、翌2007年10月31日に同書でデビュー。 執筆時は大学院生だった。 第1回小学館ライトノベル大賞受賞者の倉吹ともえとは、学生時代に同じサークル(音楽系)に属しており、似鳥は、新人賞応募前にデビュー作について倉吹ら同サークル時代の仲間にアドバイスを貰ったという。
理由あって冬に出る
似鳥鶏
评分 5.0分
第16回鮎川哲也賞佳作入選作。―某市立高校の芸術棟にはフルートを吹く幽霊が出るらしい。妙な噂のせいで、部員が練習に来なくなってしまった。責任感の強い吹奏楽部の高島部長は、幽霊の噂を否定すべく、意を決して部員の秋野麻衣、そして本編語り手、《僕》こと葉山を伴って夜の芸術棟に張る。しかし予想に反して、幽霊は出た―。同じ日に部室に泥棒に入られた演劇部部長の柳瀬、文芸部部長、博識の三年生伊神先輩を巻き込んで