
「現実から逃避」するのではなく,むしろ「現実へと逃避」する者たち──.彼らはいったい何を求めているのか.戦後の「理想の時代」から,70年代以降の「虚構の時代」を経て,95年を境に迎えた特異な時代を,戦後精神史の中に位置づけ,現代社会における普遍的な連帯の可能性を理論的に探る.大澤社会学・最新の地平.
大澤真幸 (おおさわまさち)
1958年長野県に生まれる
東京大学大学院社会学研究科博士課程修了.千葉大学文学部助教授などを経て,
現在─京都大学大学院人間・環境学研究科教授,社会学博士
専攻─比較社会学・社会システム論
著書─『行為の代数学』『性愛と資本主義』『帝国的ナショナリズム』(青土社)
『身体の比較社会学Ⅰ・Ⅱ』(勁草書房)
『電子メディア論』(新曜社)
『虚構の時代の果て』『戦後の思想空間』(ちくま新書)
『文明の内なる衝突』(NHK ブックス)
『思想のケミストリー』(紀伊國屋書店)
『ナショナリズムの由来』(講談社,毎日出版文化賞受賞)など多数