「視ること」は「殺すこと」である――支配し、侵略し、殺害する「上空からの眼差し」としての空爆は、第一次世界大戦や日本空爆、朝鮮空爆などを経て、いかに変容し、遠隔爆撃ドローンや現在の戦争における空爆の眼差しへと至ったのか。ウクライナ侵攻まで一貫してつながる「メディア技術としての戦争」を問い直す。
吉見俊哉(よしみ しゅんや)
1957年生まれ.東京大学大学院情報学環教授.著書に『都市のドラマトゥルギー──東京・盛り場の社会史』(河出文庫,2008年),『博覧会の政治学──まなざしの近代』(講談社学術文庫,2010年),『視覚都市の地政学──まなざしとしての近代』(岩波書店,2016年),『平成時代』(岩波新書,2019年),『大学は何処へ──未来への設計』(岩波新書,2021年),『東京復興ならず──文化首都構想の挫折と戦後日本』(中公新書,2021年)など.